再会のホップ
上富良野ホップ試験栽培 100th Anniversary 北海道と共に
NIPPON HOP
サッポロビールは、開拓使麦酒醸造所の創業時からホップの育種・研究を行っています。その長きにわたる歴史の中で、国産ホップの歴史を築いた「当時の主力ホップ品種たち」が時を超えて、現代のビールとしてお客様と再会を果たします。「札幌5号」「札幌6号」そして、「アーリーツーク」。その「再会のホップ 」がここに。※再会のホップは、上富良野産の札幌5号、札幌6号、アーリーツーク合わせて50%以上使用しております。

再会のホップ

1906年札幌麦酒、日本麦酒と大阪麦酒の3社が合併して、大日本麦酒株式会社が誕生しました。この年、同社は原料自給の方針をたて札幌、苗穂にホップ園を増設。1911年に欧州出張中の根上耕太郎技師から8種の苗木が札幌へ送られ、その1種がアーリーツーク。これらの苗は試験的に圃場に植えられて適品種を見出すため比較検討されていきます。

アーリーツーク

そして1909年から札幌でホップ担当になった篠原武雄技手が、1898年に同じく矢木技師から送られたホップ種子の実生を10種類に分類したものが札幌種と名付けられました。そのうち2種が札幌5号、札幌6号です。

札幌5号

札幌6号

1925年大日本麦酒(株)が北海道空知郡上富良野村をホップ栽培の適地と選定し、直営のホップ園とホップ乾燥場用地を購入するとともに契約栽培を開始し、当時北海道で主力だった札幌5号、札幌6号およびアーリーツークを栽培しました。国産ホップの歴史の始まりとともに、その主力として活躍したこれらのホップ。時代の流れとともに役割を終えましたが、時を超え、現代のビールとして再会しました。