ワイン生産拠点の集約について
モノ造りの想いが詰まった日本ワイン「グランポレール」はこれからも品質や畑にこだわります
サッポロビール(株)は、グループ中期経営計画に基づく将来を見据えた最適な製造体制の構築と経営資源集中のため、2025年5月までにグランポレール勝沼ワイナリーを閉鎖し、長野古里ぶどう園を閉園することを決定しました。
当社は2022年11月に発表したグループ中期経営計画(2023~26)に基づき、コスト構造改革による収益力改善に取り組む中で、ワイン事業では国内製造デイリーワイン(注1)の販売終了(注2)などを行ってきました。グランポレール勝沼ワイナリー(注3)および長野古里ぶどう園は、1970年代の当社ワイン事業参入期に稼働開始および開園をして以来長きにわたりそれぞれの地域の皆様に支えられ、原料となるぶどうの生産や商品の製造を行ってきましたが、ワイン事業をより強い事業へ改革するべく収益力改善の一環として、このたびグランポレール勝沼ワイナリーの閉鎖と長野古里ぶどう園の閉園を決定しました。
今までグランポレール勝沼ワイナリーで製造していた商品は、岡山ワイナリーへ製造移管させることで生産効率を高めます。またグランポレールシングルヴィンヤードシリーズは、当社の自社畑であるサッポロ安曇野池田ヴィンヤード(長野県)やグランポレール北海道北斗ヴィンヤード(北海道)と、契約畑の余市(北海道)等のぶどうを使用し、引き続き良質なワイン醸造に努め、日本ワイン「グランポレール」を当社のモノ造りへのこだわりや想いを象徴するブランドとして販売を強化してまいります。
当社はこれからもお客様に満足いただけるよう「個性」と「物語」のある高品質な商品を提供していきます。また今後のさらなる事業成長性を確保するためにも、効率的で安定した製造体制の確立にむけ、引き続き努めてまいります。
(注1)輸入濃縮果汁および輸入バルクワインを使用して日本国内で充填した低価格ワイン
(注2)2024年末をもって販売終了を予定
(注3)設立当時の施設名称はサッポロワイン勝沼ワイナリー
■グランポレール勝沼ワイナリー 概要
1.事業所名
サッポロビール(株)グランポレール勝沼ワイナリー
2.所在地
山梨県甲州市勝沼町綿塚577
3.稼働開始時期
1976年
※当時の施設名称はサッポロワイン勝沼ワイナリー
4.主要製造品
グランポレール シングルヴィンヤードシリーズ
5.閉鎖時期
2025年5月(予定)
■長野古里ぶどう園 概要
1.事業所名
サッポロビール(株)長野古里ぶどう園
2.所在地
長野県長野市富竹53
3.開園時期
1975年
4.面積
2.8ha
5.閉園時期
2025年5月(予定)
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