仙台工場に新設のRTD製造ラインが稼働開始
RTD事業成長を支える生産能力増強および地域社会との共栄を目指して
サッポロビール(株)は、宮城県名取市にあるサッポロビール仙台工場にRTD(注1)製造ラインを新設し、10月11日に竣工・稼働しました。
RTD市場は、お客様ニーズの多様化などを背景にここ10年で約2倍に市場成長し(注2)、また本年10月の酒税税率改正を機にさらなる成長の加速が予想されています。
当社はこれまで、静岡工場での自社製造と外部委託製造によりRTD商品の供給を行ってきましたが、積極的な事業成長に適した自社生産能力の増強と需給の柔軟性を高めることを目的に、新たに約40億円の設備費を投じ、仙台工場に設備を新設しました。この設備が稼働することにより、当社のRTD自社生産能力は約2倍になり、2026年にはRTD自社製造比率88%を目指します(注3)。また仙台工場の新たな製造ラインはピューレや混濁果汁を使用する製品も製造可能な設備であり、今後さらに特長ある多様なRTD商品開発も可能となります。
当社のRTD事業は、独自価値の追求を目指し「サッポロ 濃いめのレモンサワー」「サッポロ 男梅サワー」を基幹ブランドとして育成してきましたが、2023年には「新・定番食中酒」をテーマに掲げて「サッポロ ニッポンのシン・レモンサワー」「サッポロ クラフトスパイスソーダ」などの新商品を次々と投入し、大変好評をいただいています。2023年はRTD年初販売計画を達成するとともに、サッポロビール史上過去最高売上を更新する見込みです。これからも各ブランドの独自価値に磨きをかけ、またAIを活用した商品開発システム「N-Wing★」(注4)とともに新たな市場創造型商品の開発と市場創出に取り組んでいきます。
サッポロビール仙台工場は、1971年の操業以来東日本エリアへの商品供給拠点として長きにわたり地域の皆さまに支えられ、2021年には竣工50周年を迎えました。2013年には名取市と包括連携協定を結び、地域の課題解決や市民サービスの向上に地域の皆さまとともに取り組んできました。当社はこれからも地域社会と共栄し、地域の発展に貢献していきます。
(注1)Ready to Drinkの略。栓を開けてそのまま飲める低アルコール飲料。
(注2)当社推計。
(注3)https://www.sapporoholdings.jp/ir/library/description/items/2022__12_setsumei.pdf
(注4)https://www.sapporobeer.jp/news_release/0000015434/
■工場概要
1.工場名
サッポロビール仙台工場
2.所在地
宮城県名取市
3.竣工・稼働日
2023年10月11日
4.投資額
約40億円
5.従業員数
38名(2023年10月現在)
6.製造能力
年間約1,100万函 ※250ml×24本換算
7.面積
約162,000㎡ ※仙台工場全体
8.主な製造ブランド
「サッポロ 濃いめのレモンサワー」「サッポロ 男梅サワー」「サッポロ ニッポンのシン・レモンサワー」などのRTD主要商品
<参考> 2023年RTD販売計画 前年比118%(総需要予測 前年比102%弱 ※当社推計)
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