ベトナム国内のビール輸送で内航船使用開始
モーダルシフトでCO2排出量 年間約450tの削減見込み
サッポロビール(株)は、物流部門での環境負荷の低減および長距離トラック輸送の削減を目的に、ベトナム南部にある「サッポロベトナム ロンアン工場」(注1)とベトナム北部との間の輸送において、2020年7月1日より、ベトナム国内内航船の使用を開始しました。
従来、ロンアン工場(注1)からベトナム北部へ向かうビールは北部の物流拠点まで全て陸路でのトラック輸送としていました。今回、陸路の大部分を海路に切り替え、ロンアン工場(注1)からホーチミン港を経由し、ハイフォン港まで内航船を使うルート(注2)での輸送を新たに開始しました。
この取り組みにより、年間のCO2排出量を約450t(従来比で約64.5%)削減できると見込んでいます。
サッポロビール社は、日本国内において世界的に関心が高まっている温室効果ガス対策や、長距離トラック輸送のドライバー不足に伴う物流インフラのひっ迫に対して、環境にやさしく持続可能なモーダルシフトの取り組みを進めてきました。今回、日本国内で培った物流ノウハウをもとに国を超えて新たな輸送体制を構築することで、さらなる持続可能な社会への貢献を目指していきます。
(注1)日本のビールメーカーとして初のベトナムでの工場建設を経て、2011年11月24日竣工しました。
(注2)ロンアン工場からホーチミン港、およびハイフォン港到着後の倉庫から物流拠点までの移動はトラック輸送となります。
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