ニュースリリース

食品ロス削減にむけてビールテイスト製品の賞味期限を延長

製造時期表示も「年月旬」から「年月」に変更

サッポロビール(株)は、食品ロス削減やサプライチェーンでの作業効率改善、さらにはお客様により安心して商品をお楽しみいただくために、ビールテイストの缶製品・びん製品(一部製品除く)の賞味期限延長および、製造時期表示の「年月旬」から「年月」への変更を、202031日以降製造分から順次実施します。
当社はこの取り組みを通じ、食品事業者としての責務を果たすとともに、持続可能な社会の実現に貢献していきます。


【内容】
1.概要
(1)対象製品
ビールテイストの缶製品・びん製品(一部除く)

(2)賞味期限
(変更前) 9ヵ月
(変更後)12ヵ月

(3)製造時期表示方法
(変更前)年月旬表示 <>2020.3上旬
(変更後)年月表示  <>2020.3

(4)スケジュール
202031日以降製造分から順次変更

20203月製造の商品については、20212月が賞味期限となります。
※樽容器は対象外です。
※ノンアルコールビールテイスト商品についてはすでに賞味期限が12ヶ月ですが、製造時期表示は「年月旬」から「年月」へ変更となります。

2.製造時期表示方法(イメージ)
缶製品缶底 

 

【背景】
昨今、食品ロス削減は日本も含め世界的な課題となっており、社会が一体となった早急な対策が望まれています。(国内のフードロス(可食部分)においては年間約643万トン(注1)を超え、日本の人口1人当たりの食品ロス量は年間約51キログラムと推計)
一方で、当社はこれまで原料や製造、保管、配送時の工夫など、様々な品質向上に取り組んできており、その取り組みは多くの学会等で評価を受けてきました。
このたび、長きにわたり積み重ねてきた成果をもとに再検証した結果、これまでよりも長い賞味期間の保証が可能であることを確認しました。
(注1)平成28年度(2016年)推計(農林水産省・環境省)

【期待される効果】
・サプライチェーン全体にわたる廃棄ロスの削減
・サプライチェーン全体にわたる作業の効率化
(配送・保管における製品管理や、流通過程で発生する出荷管理の軽減と店頭の先入先出作業等の業務簡素化、物流倉庫の保管スペース縮小)
・物流業務および作業の効率化によるサプライチェーン全体での環境負荷低減
(エネルギー効率化・CO2排出削減)
・お客様に商品をより安心して長くお楽しみいただく
・食品ロス削減に向けたお客様とのコミュニケーション強化
(お客様の食品ロス削減に対する理解促進と貢献機会の創出)

【参考】
1.品質に対する取り組み
受賞歴(一例)
2000年 日本農芸化学会 農芸化学技術賞
「抗酸化製造法の展開-ビール品質劣化の理論的解明からその応用まで」
2015年 日本農芸化学会 農芸化学技術賞
「ビール泡品質向上への一貫した取り組み」
2015年 日本育種学会 日本育種学会賞
「リポキシゲナーゼ欠失変異を利用した高品質ビールオオムギ品種の育成」

2.物流に対する取り組み
サッポログループは「ホワイト物流」推進運動に賛同し、「ロジスティクス業務の標準化」および「グループ拠点ネットワークの構築」を中心に、関係お取組み先様と協働・協調し、物流環境の効率化・働きやすさ向上に向け取り組むことを表明しています。
https://www.sapporoholdings.jp/news/dit/?id=8478

3.包材および びん製品裏ラベルの表示変更イメージ
(1)スリーブ

 

(2)カートン  
     

(3)びん製品裏ラベル 


以上 

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