レモンサワー/缶チューハイのスペシャリスト2人が対談!

レモンザムライ 尾道せとだレモン大使・東京レモンサワー部 部長レモンザムライ 尾道せとだレモン大使・東京レモンサワー部 部長
ストロングおじさん RTD研究家ストロングおじさん RTD研究家

「マツコの知らない世界」のレモンサワー回に出演し、現在レモンサワーのスペシャリストとしてご活躍中のレモンザムライさんと、ご自身の趣味で缶チューハイを日々研究し、パワポにまとめておられる市民研究家ストロングおじさん。レモンサワー・缶チューハイを愛してやまないお二人に、LEMON THE RICHを片手に、缶レモンサワーについて熱く語っていただきました!

---都内某所。お二人とも
お気に入りのフレーバーで乾杯。

※レモンザムライ(以下、) ストロングおじさん(以下、

:あ!逆さにしないと!

:逆さにするのいっつも忘れちゃうんですよ。だからいつも口で押えて…(笑) やっぱおいしいわー

:僕はもともと缶チューハイは好きじゃなかったんです。これってものがなくて。今回この対談のお話をいただいた時も、美味しくなかったらお断りしようと思ってたんです。

:僕も。不味かったらやりませんけどいいですか?と言いました。

:実際に飲ませていただいたら、レモン感が他商品とは違う形でのアプローチで。これは面白いなーと。製造方法がすごいんですよ。今までにない、レモンの部分部分を抽出して。缶チューハイじゃこの味出せないと思ってたんですよね、僕。ビターの苦味だったりとか。それを家で皮を漬け込んだレサワ(レモンサワー)飲んでるみたいな、そのくらいのリアルな味わいなんですよ。

:どうやってこの凝縮された感じを…

:これはもうポッカサッポロさんの英知ですよね!サッポロさんが99.99の後にこれを出すって言われた時、どのアプローチでいくんだろうって…あそこまでとがったものを作って、次どうするんだろう?って思ってたらいい意味で期待を裏切られた。

:僕もいい意味で期待を裏切られましたね。サッポロってマニアックなものを作るんですよね。変な、個性的でニッチというか。そういう歴史の中でぱっと見、王道的だな、と思ったわけです。ふつうのレモンサワーかと思いました。でもサッポロらしいマニアックなものを作ってきたと思いびっくりしました。王道なレギュラー度数の普通のレモンサワーだけど、中身はマニアックで技術が詰め込まれていて。

これからの缶レモンサワー市場に期待すること

:僕はRTD市場でこんだけいろんな種類があって、こんだけ個性があって、みたいなところを知ってもらいたい。缶チューハイってなんとなく飲むじゃないですか、僕も昔そうでしたが。でも調べていくと、歴史もあって物語もあって…

:缶チューハイの何がすごいかって、手軽に手に取ってみんなが飲めるところ。店は行かないと飲めないけれど、(缶は)いつでも飲める。そこがいい。

:缶のレサワに限って言えば、技術が進歩してて、メーカーがいろんな工夫をして、新しい味を表現しようとしている。シンプルだけではなく、いろんなこだわった商品がいっぱい出てきている。雑な商品はすぐばれる。

:消費者も気づき出してますよね。いろいろ飲み比べしますからね。

:レモンが入ってそこそこ度数があるからって理由だけで選ぶ時代ではなくなってきている。そもそもレサワは、シンプルに作ってもうまい。でも、今は外食市場のレサワのレベルが上がったことで、缶チューハイも洗練された味が求められている。お店のレサワと缶チューハイが互いにレベルを上げあっている。本当の意味で、缶チューハイを選んで飲む時代になればいいと思います。

※RTD…Ready to Drink(蓋をあけてすぐにそのまま飲める飲料)の略称。特に、缶チューハイや瓶入りのカクテルなど、割る手間のかからない飲料を指す。