SAPPORO 乾杯をもっとおいしく

サッポロ GOLD STARリニューアルに賭けた開発者たちの想いとは?

「GOLD STAR」開発担当 新木絵理 / Eri Araki

2013年サッポロビール株式会社入社。
2016年春よりビールテイストの商品開発に従事し、GOLD STARを開発。

「GOLD STAR」ブランドマネージャー 野並祐介 / Yusuke Nonami

2008年サッポロビール株式会社入社。
2019年春よりビールテイストのブランド戦略業務に従事し、GOLD STARブランドマネージャーを担当。

発売1ヶ月で100万ケースの出荷を記録した「GOLD STAR」が“進化”

「新ジャンル」は、今や「味とブランドで選ばれる」時代

いわゆる「第3のビール」と呼ばれる新ジャンルが登場したのは約15年前。それまでもっとも買い求めやすかった発泡酒に代わる、ビールの代替品として生まれた新ジャンルは、当初、「安いこと」がその商品価値の中心をなしていました。そのため、当時を知るお客様にはあまりいい印象をお持ちでないかたもいらっしゃるかもしれません。

しかし近年、その状況は大きく変化してきています。製造技術の進歩により、新ジャンルの味わいは大きく進化しました。若い世代のお客様からは「ビールの代わり」ではなく、お酒のひとつとして「味やブランドで選ばれるもの」になってきているのです。

そんな状況のなか、2020年2月4日に発売された「GOLD STAR」は、わずか1ヶ月でその売り上げが100万ケースを突破。とても高い評価をいただくことができました。

「黒ラベル」×「ヱビス」、サッポロの自信作が満を持してのリニューアル

開発を担当した新木絵理は、「なんでこの商品を選んだのか、自信を持って語れる商品であること。味だけでなく商品イメージまで含めて魅力的な商品であること」をスタート地点として、「GOLD STAR」の開発に着手しました。

「サッポロビールが生み出せる“確かなうまさ”を持った、お客様が『これなら間違いないだろう』と思えるストーリーを持たせることから考えはじめました」(新木)

サッポロビールの二大ブランドである、黒ラベルとヱビスの技術と信念をつぎ込み、飲み飽きない理想のうまさを創り上げる。これが新木が出した答えです。

開発中サンプルのテイスティングを行う新木。色や味、香りを確認するが、何か改良を加えても、次のサンプルの醸造が終わるまでには1ヶ月がかかる。

ブランドイメージの構築にとって缶のデザインが果たす役割は大きい。「黒ラベル」と「ヱビス」のよさを採り入れながら、しかし「GOLD STAR」としての主張が埋もれないこと。発売、そしてリニューアルと慎重な議論が重ねられたことがこのスケッチからもうかがえる。

そしてこの「GOLD STAR」は、2020年12月製造分より順次、リニューアルした新商品に切り替えがはじまります。

「サッポロビールの商品は、すべてしっかりとした土台や背景が存在します。『GOLD STAR』ではそれが『黒ラベル』であり、『ヱビス』だったわけです。今回のリニューアルでは、味はもちろん、商品イメージについても、この部分をより強く伝えることをテーマにしています」

そう語るのは、ブランドマネージャーを務める野並祐介。あくまでもお客様から見た「おいしさ」や「欲しくなる商品像」を追求しつつ、しかしメーカーのエゴにならないよう自らを戒めながら、「黒ラベル」と「ヱビス」という二つの要素を強くアピールすることを心がけたと言います。

ブランドイメージの構築にとって缶のデザインが果たす役割は大きい。「黒ラベル」と「ヱビス」のよさを採り入れながら、しかし「GOLD STAR」としての主張が埋もれないこと。発売、そしてリニューアルと慎重な議論が重ねられたことがこのスケッチからもうかがえる。

目指したのは「変化」ではなく、「進化/深化」

大ヒットした商品に手を加える。これは非常に勇気のいる作業です。「“変える”のではなく、“進化”、あるいは“深化”させる」。新木と野並はそんな意気込みでリニューアルに当たったとのこと。

  • 『黒ラベル』と『ヱビス』という2つのバックボーンを背負いつつ、しかもそれを新ジャンルで実現した『GOLD STAR』。新しくなってより深みが増した贅沢さを楽しんでいただけたらいいですね

  • 『黒ラベル』でも『ヱビス』でもなく、『GOLD STAR』だから選ぶ。飲んで『また明日がんばろう』という力になったと思える。リニューアルされた『GOLD STAR』はそういう商品でありたいし、ブランドとしてそういう風に育てて行きたいと思っています

こんな二人が中心となって生み出され、想いを込めて生まれ変わったサッポロビールの本気、「GOLD STAR」。ぜひご賞味ください。

「GOLD STAR」開発に携わったこの二人が、開発裏話などを語ったインタビュー完全版を、
サッポロビールポータルメディア「CHEER UP!」で公開中!

  • 「GOLD STAR」開発担当 新木絵理 / Eri Araki

    2013年サッポロビール株式会社に入社。広島・岡山県にて3年間、スーパー・酒量販店の営業を経験した後、2016年春に新価値開発部第1新価値開発グループに着任。
    現在までの約4年半、ビールテイストの商品開発に従事。麦とホップブランドやGOLD STARの開発を担当してきた。

  • 「GOLD STAR」ブランドマネージャー 野並祐介 / Yusuke Nonami

    2008年サッポロビール株式会社に入社。サッポロビールで2年半、営業を経験した後、サッポログループでポテトチップスを製造・販売する会社に出向。
    2013年新価値開発部に着任し6年間ビールテイスト・RTDの商品開発に従事。黒ラベルブランドやレモン・ザ・リッチの開発を担当。
    2019年から現・ビール&RTD事業部に着任しGOLD STARブランドを担当している。

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