SAPPORO 乾杯をもっとおいしく

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熊本城復興応援缶

多くの方からの声援に私たちも大変励まされております。熊本城総合事務所 総務班 主事 長尾 秀平

本日はよろしくお願いいたします。
最初に長尾さんの自己紹介からお願いします。

令和4年度から熊本市職員として採用され、熊本城総合事務所配属となりました。広報業務を経て、現在は熊本城の予算及び活用に関する業務を担当しています。生まれも育ちも熊本ではありますが、まさか自分が熊本城に携わる仕事をすることになるとは思ってもいませんでしたので、かなり戸惑ったのを今でも覚えています。

熊本城への想いなどお話しいただけますか?

正直、この仕事をするまでは熊本城への興味・関心は一切なく、加藤清正が作ったといった程度の知識しかありませんでした。もちろん、熊本城が地震で被災したことには多少ショックも受けましたが、むしろ近所の神社が被災したことの方が、私にとっては大ニュースでした。かつての私にとって、熊本城は「近くて遠い存在」であり、熊本のシンボルという言葉にも「熊本で一番目立つもの」という以上の意味は持ち得ませんでした。
それでは今はどうなのかといえば、「職場」という言葉が一番しっくりきます(ちょっと ドライすぎる気もしますが)。ただ、熊本城に関する仕事に携われていることを誇らしく思えるようにもなりました。熊本城に触れる機会が増えたことで、ちょっと好きになってきたからかもしれません。最近では、自分自身が熊本城を好きになるために働いているのだと実感しています。好きになるために、熊本城をもっと楽しくしていきます。そして、そういった私の働きが、熊本城を誰かのいちばんにするきっかけなれたとしたら、これほど嬉しいことはありません。

2025年版黒ラベル熊本城復興応援缶には、「雲上の城熊本城」がデザインされております。これは、2024年秋に実施されました「秋のくまもとお城まつり」に合わせて、熊本城に日本最大級の人工雲海を演出されたものをモチーフにしたものです。
実際に見られた方々の、感想や反響がありましたらご紹介ください。

イベント期間中、現地でお客様からお声がけいただき、幻想的で素晴らしかった、お城の雰囲気に合っていてよかったなど嬉しいご意見をたくさんいただきました。私としても、天空の城を思わせるようなその幻想的な光景には心躍らせるものがありました。熊本城の魅力を損なわず、高付加価値化を実現させた本演出は、世代・人種を問わず、多くの方に感動いただけると確信しています。

令和6年12月末時点で「復興城主」寄付件数は175,681件と公開されています。継続的に件数は増えており、改めて非常に大勢の方が関心を持たれていると感じますが、「復興城主」について改めて教えてください。

「復興城主」は、熊本城の復旧復元のために1回につき1万円以上の寄附された方を復興城主として登録しているものです。特典として、城主証の発行、天守閣等でご覧いただけるデジタル芳名板への掲載などを行っております。
熊本城の復旧の力になりたい、一番大好きなお城だから復興城主になりたい、継続的に応援したいから毎年復興城主として寄附することに決めているなど、大変ありがたいお声をいただいております。また、復興城主として寄附するために遠方からお越しくださる方や、関東でのイベントで毎年復興城主になられる方もいらっしゃって、多くの方からの声援に私たちも大変励まされております。
皆様からお寄せいただいたご寄附は熊本城の復旧復元のために、大切に活用させていただきます。今後も引き続き応援していただけますと幸いです。

長尾さんも携わられています、2025年4月から熊本城をレセプションやイベント等の場とし活用する計画についてお伺いします。その狙いや、熊本城ならではのアピールポイントを教えてください。

当計画は、特別史跡としての熊本城の適切な保存を前提として、文化観光資源としての熊本城の活用を推進し、来場者の増加や地域の活性化につなげるといったものです。具体的には、熊本城をユニークベニュ―として位置づけ、許可基準や使用条件を満たしたものに限って自治体・民間等に貸し出し、レセプションやイベント等のMICE事業を開催していきます。
熊本城の魅力は、荘厳で迫力のある天守閣はもちろんのこと、難攻不落と呼ばれる所以となった石垣や枡形などの文化財です。2024年11月には、実証実験として天守閣前でレセプションを行い、参加者の皆様からご好評をいただいております。
ただし、当計画の最大の目的は「熊本城の保存」です。あくまで、活用はそのための手段の一つとなります。保存するために活用する、というのは相反していると感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、むしろ親和性は高いはずです。熊本城を保存していくためには、単に「物質的」に保存することだけでなく、人々の思い出に残すこと、つまり「内面的」に保存することも重視しなければなりません。活用によって熊本城に触れる機会を設け、興味・関心をもってもらい、世代を超えて愛される場所にしなければ、本当の意味での保存は不可能です。熊本城の可能性をカイタクしていかねばなりません。「熊本のシンボル」として熊本城を保存していくためには、今回の活用という手段も有効であると考えています。

本日は有難うございました。では最後に一言お願いします。

これまでの熊本城を大切にしつつ、これまで以上に魅力的なお城にしていきますので、ぜひ熊本城に遊びに来てください。

熊本城ウェブサイト特別公開中

  • 熊本城ウェブサイト 特別公開第3弾

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