MENU
検索する
2004(平成16)年2月に全国発売した「ドラフトワン」は、1,815万ケースを販売する大ヒット商品となりました。開発の発端はビール需要の伸び悩み、発泡酒のシェアが40%近くまできていることなどがきっかけでした。若者の間ではビールの苦みや独特の香りに抵抗感があり、スッキリ爽快な味わいで、しかも低価格の飲み物を求めているという姿が浮かび上がりました。
醸造技術研究所の技術者を中心に、1999(平成11)年12月、新しいジャンルのアルコール飲料の開発がスタート。有志による自主開発でした。苦みの原因が麦や麦芽にあるのならば、それらに代わる素材をいろいろ試したのですがうまくいきません。当初、エンドウ豆はコスト高であることから実験していませんでした。しかし2002年12月、開発チームの一人が、食品関係の雑誌で「エンドウたんぱく」という言葉を目にしたのです。これを試してみると、苦みが消え、スッキリ爽快な味わいに仕上がりました。ドラフトワン開発の最大の難関をクリアした瞬間でした。
年表へ戻る